私は颯爽と、その場を立ち去った。
結局、七海コーポレーションは何を言っても無駄だということ。
嫌がらせは、続くってこと。
――――……
「お疲れ様でしたー」
「花恋ちゃんもお疲れ様」
若松プロデューサーにも、久しぶりにお会いした。
「お疲れ様でした。このドラマに少しでも関わることができて、本当に良かったです」
「いやー、聞いたよ。3STARの曲が無くなって、花恋ちゃんと優星くんが書いたんだって?」
「あ、はい」
「みんな、主題歌が変わるとか言って大騒ぎでさぁ〜!でも、助かった。ありがとう、花恋ちゃん」
ありがとうって言われると、すごくやりがいを感じる。
嬉しくて、泣きそうに…
いや、泣いた。
しかも、その場で
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