ゲホッケホッ…ハァハァ

もう嫌になる。
私は15年間この病気に悩まされている。

病院に行って詳しい検査をしても原因不明という結果ばかりだった。


「もう、ゃだ…」


「玲那〜、ご飯よ〜!」


「はぁい」

そういって階段を降りた。

「パパ!帰ってたんだ!どうしたの?今日は早いね?」


「ただいま!玲那今日はお前の誕生日だろう。中学最後の誕生日くらい、パパにもお祝いさせてくれよ(笑)」


「えっ?」


「あら!自分の誕生日忘れてたの?」


「うん…」


「はははッそうかそうか!はい、プレゼント!」


そうして中を開けてみた。
中身は私がずーっと欲しがっていた時計だった。




ガチャッ