なつめくんと買い物をして家に帰宅。なつめくんは菓子パンのはいった小さな袋しか持たなかった。わたしはペットボトル飲料(二リットル)のはいった袋を両手に抱えているというのに、しらっとした顔をしてわたしのとなりを歩いていた。図太い神経の持ち主だと感心した。

「あらー、ありがとうね」

お母さんがなぜかなつめくんの菓子パンのはいった小さな袋を恭しく受け取って、わたしの袋は受け取ってくれなかった。自分で机に持ってこいと?

「今日のご飯なにー」