「よう知ってるんやね? 陶原くんはずっと大阪人?」 「そう、泉州(大阪南部)やけど。 今は実家を出て天王寺に住んでる」 「ふーん…」 JRの改札まできたところでアタシたちは立ち止まる。 「独りでご飯ってつまんないなーって思ってたからホントよかった。 今日はアリガトウ」 「いえいえ、 どういたしまして」 そう答える彼の笑顔を見たとき。 …どうしてだろう?