その彼の携帯はアタシと同じ型の色違いだった。 どうしてだろう、 なんかちょっと嬉しい。 自分が不快に思うひととおそろいだったりすると。 もうそれを使わないとか急に熱が醒めるとかあるけれど。 でも 彼の場合はそういうのはなかった。 思わずアタシもカバンから自分の携帯を取り出して彼に見せる。 「ホラ、 同じ型の色違い」 「ホンマや」 たかがそんなことなのに嬉しい。 まるで中学生だ、 アタシ。