「ここは関東煮の店やけど蛸の甘露煮がごっつうまいねん」 そして少しして運ばれてきた蛸の甘露煮。 色がつやつやしててすごく美味しそう。 それから錫製の徳利に入ったお酒とコップ。 銀色に鈍く光る徳利を手にとってアタシはしみじみと眺める。 こういうの見るの、 初めてだったから。 「これ…?」 「冷めへんようにってことで錫製らしいねん」 「へー、すごい」