「かまへんって。 そんなん、急に態度変えられてもこっちが緊張する」 あ…。 アタシはその時このひと、 クセがなくてとても話しやすそうなひとだと思った。 変なたとえかもしれないけど水のような。 それも外国産の気取ったモノじゃなくて純国産の水。 そんなこと思ってひとり笑う。 「?…」 そして不思議そうな顔をする彼。 それに近くで見ると朝礼で見かけて感じていたよりも背が高くやさしい瞳をしているせいか快活な表情をアタシに見せる。