なんだかちょっと腹が立つけど。 なんだかちょっと悔しいけど。 でもその思いはさっき感じていたものと少し違っていた。 そう、彼と一緒にいたい、 きっとそんな思いの裏返し。 だから。 そうだ。 意地なんか張らないで素直に。 「あのっ…アタシ…!」 「納野サン?」 アタシは自分自身を落ち着かせるように息を整える。 東京に行ってもアタシと会ってほしいって。 もっと陶原くんのことを知りたいから。 もっと陶原くんのそばにゆきたいから。