「陶原くん…」 大きな花火が立て続けに上がり彼の姿をはっきりを現せる。 さっきのアタシの変な願いが届いたからなのか、 それとも単純に彼に会えたからなのか、 おかしくて笑う。 そんなアタシの笑顔に彼も笑顔になる。 「ごめん、ごめん。 さっき大阪に帰ってきたとこやねん。 ここ着いてるか電話しよう思うたらひとが多いせいか繋がれへんし…」 息を切らせながらも彼は一気に話す。 「なんで…ここに?」 アタシの言葉に彼はまたくすくすと笑う。