「引きとめてゴメン、 ほなまた」 は? なんて軽い挨拶。 「ほなまた」 ってそんなもんだったんですか。 はいはい、 そうですか。 もう知らんっ!! アタシは思い切り嫌みったらしい笑顔を彼に向け、 閉まりかけたドアのエレベーターのボタンをバン! と叩くように押す。 陶原!コノヤロー! って意味も込めて。 …つもりだったけれどちゃんと伝わっただろうか。 こんなにも不快なんだぞーって。 いや、 きっと伝わっていない… 気がする。 あんな鈍感男。 人差し指が痛かっただけ、だ。