「ハイ、 こないだ渡しそびれたお土産」 そう言いながら彼女はアタシに小さな袋を渡す。 写真、 気づかれてないよね…? そんなこと思いながら彼女の差し出した袋を受け取る。 「わ、キレイな色の口紅…」 「今度一緒に行こっか?イタリア」 また行きたいわー」 そう言いながらアタシの向かいに座る。 あ、今日は親子丼、 一緒だ。 彼女が置いたトレイを確かめる。 そして彼女の顔を見る。 あんなにお母さんと行くのはつまんなさそうに言ってたのに。 楽しかったなあって顔して思い出してるじゃないの。