「ちょっとでもええから連絡してくれてもよかったのに」 「ごめん…。 それはえっと。 その、携帯を医務室に忘れてしまって…」 なんだかしどろもどろになるアタシ。 「えっと、気づいたのが今日、 今さっきで…。 それで、その、 今携帯を取りにきたって感じで」 「え?」 それまでの真剣な表情の陶原くんの顔が急にきょとんとした顔になる。 そして大きな声で笑い出す。 「なんやあ、 そうやったんかあ」 あー。 いつもの陶原くんの笑顔だ。