「写真できたら見せてな?」 「わかった、 うまく撮れてたらな?」 そんなたわいない会話を交わしながらのんびり哲学の道を進んでいく。 このまま終点は銀閣寺になるんだけど。 いくらお寺っていってもこんな早朝からは開いてはいない。 ユーターンして帰るか下の道から帰るか…。 あ、そうだ。 「ちょっと寄ってもかまへん?」 アタシはふと思い出し彼を止める。 「なに?」 「うん… このあたりにいつも…。 あっ!いた」 アタシは思わず目当てのモノに向かって走る。 陶原くんも慌ててついてくる。