それから市バスを降りてのんびりふたり家路へ向かう。 夜になると風も少し心地よく感じる。 そしてアパートの自分の部屋のほうを見ると明かりは灯っておらずまだ真っ暗。 妹は彼に興味津々で早く帰るって言っていたのにまだ帰っていないようだった。 ま、帰ってこなくてもいいんだけど。 いっそのこと帰って来るな、 なんて思ってしまう。 「どうぞ?」 アタシは玄関の鍵をあけて彼を部屋に入れる。 「すぐご飯用意するから座って待っといて?」 彼に居間の座布団に座るようにすすめてアタシはキッチンへと急ぐ。