こんな美味しいお店連れてってくれたんだもの。 それに陶原くんに対してあんまり警戒心ないんだなあ。 不思議と。 まだ知り合ってそんなにたっていないのに。 なぜかそう思う。 でも陶原くんはアタシの言葉にびっくりしたような表情をしている。 そしてアタシの言葉に答えず質問で返す。 「何線で通勤してんの?」 「え? JRと市バスやけど」 「あーそうか。 京都からまだバスに乗るんかあ。 それやったらちゃんと考えて誘えばよかったな。 梅田とかのほうがよかったんちゃうか?」