「でも…。
ネカフェのほうがええかなあ」
そう言いながら気になる漫画の新刊をまだ読んでないことを思い出した。
もう置いてるかな。
そんな何気ない言葉に彼の顔が途端にゆがむ。
「ともだちのところに行くのはいいけど女性ひとりがネカフェで一晩すごすとか、
そんなのしたらあかんっ!」
あまりにも大きな声だったのでアタシはびっくりする。
ホームにいた周りのひとたちも振り返る。
「ちょっと…、
声が大きいって」
焦るアタシにお構いなしで彼はそのまま怒ったように言う。
「それなら今すぐ音羽さんに連絡しろや!!」

