「そういえば納野さんってどこから来てんの?」 「京都…」 「京都か。 まあ距離あるなあ。 ホンマ電車もあらへんし…。 これからどうすんのか決めてんの?」 心配そうな顔をして陶原くんは尋ねる。 「うーん、 音羽サンにでも連絡して泊めてもらうか、 ネカフェで一晩過ごすか」 「音羽さん?」 「あ、うん、 中百舌鳥に住んでる同期の友達。 入社してから知り合ってんけど大学も一緒やって安心できるともだち」 でもなあ。 いくら安心できるとか 仲がいいからってもこんな時間だし。