バスが目的地に着くと ガイドさんが丁寧に案内してくれる。 でも皆、正直そんなの聞いてない。 それよりも…… 「あたし、体力ない…」 真緒が顔を歪めて呟いた。 周りも、同じような顔が沢山。 「それでは皆さ~ん、今から登山開始です」 そして、先生のその一言で 一気に顔が曇りだす。 オリエンテーション1日目は 過酷な登山……開始。