紳士と淑女の推理紀行






ぶつぶつと文句を言っていたら白馬の携帯に着信が入った。




私に聞こえないようにボソボソと話した後、通話を切ってこっちに寄ってきた。




誰だと聞けば内緒と、意味深な笑顔で言われた。




やっと家に着いた。
よし、解放される。




と思ったのに。




「あれー紅葉。その人誰?」




神くんがいた。




「…同じ学校の白馬……白馬だ。」



「逢坂さん名前忘れてるでしょ。」




マサカ




「…白馬……帷牒?」



「知ってたのか?」



「…んー?そりゃテレビでもやってるし!」



「…?そうか…?」




神くんのテンションが少し低い気がする。まぁ、うん。どったの?




「あ、じゃあ家でご飯食べない?」



「神くんここ私の家」



「カムオン!」




駄目だ聞いてくれない。



「白馬…」




振り向けば、そういう顔。




「白馬?」



「なんです?」




またふざけた笑顔にすぐ戻る。