「…蘭子、私の活躍を嬉しがってくれているのはわかるが‥その、だな」
若干怖い。
というかこの記事に載ってるの私が知らないのまであるんだが。
「…あっ!」
蘭子がテレビに注目し始めた。
「なんだ?」
ーブチッ
テレビを見ようとした瞬間に電源が切られた。
「蘭子、さん…?」
え、何今の怖い。
「蘭子の嫌いな殿方が映っていましたの。」
「嫌いな殿方って‥あぁ、あのはく‥」
「いやぁぁあああああああああっっっっ」
ービクッ
耳を塞ぐ蘭子
「やめて下さい紅葉ちゃん!!蘭子は聞きたくありません!!」
蘭子が嫌いという殿方ってのは、
白馬 惟牒(ハクバ イチョウ)
という男だ。
白馬という男は探偵だ。
私と同じ。
高校生探偵。
今メディアに注目されている。
だが私は顔を知らない。
何故なら蘭子が私に見せないからだ。
私は自宅ではテレビはほとんど見ないし、雑誌も見ない。
まぁそれ以前にその男に興味がないからだ。


