そのとき、扉が開くと同時に教室の中が静まり返った。 堂々とした瀬野の姿に、冷たい視線が集中する。 そんな中で4つの目だけは楽しそうに笑っていた。 そんな川井と安達の表情に、瀬野は気がつかない。 というより、気にしない。 2人で戦うと誓ったあの日から、瀬野は周囲の視線も突き刺さる言葉にも心を傾けないと決めた。 大丈夫、私は1人じゃない。