画面の向こうに甘いKiss☆



「時東~!探したよ。ちょっと手伝って欲しいことあるんだ。研究室来てくれないかな?」


暗い雰囲気の中、明るい声で話す教授。


「あ……は、はい」

「ごめん!助かった。お友達の分の会計も済ませといたから。時東借りるね~」


教授は美佳に笑いかけ、美佳は「は、はい!ありがとうございます」と目をまん丸にさせながら答えた。


教授は助けてくれたんだ、私を。

ありがとうございますと心の中で何回もお礼しながら、教授と研究室へと向かった………。