しかし…。こうも、私は運がないのかな。
なんでなんだろう。
「………」
また、彼“JUN”に見つめられているってどういうこと…?
「………」
何故こういう状況になったかというと。
よく質問しに行っている教授――麻生教授に、助手を頼まれて研究室に行ったら……。
……なぜか“ヤツ”がいたのだ。
「………」
気まずい。
非常に気まずい。
早く教授帰ってきてー!!
これからはもっとなんでも手伝うからー!
心の中でお願いして、叫んでも、教授が来る気配は全くない。
……はぁ。
もう何でこんなことになっちゃったんだろ。

