私は、紫隆を預け家を出た。 電話をかけた先は……おじいちゃん。 絶対に知っていると思ったから。 プルプル‐‐プルッ。 『輝愛〜♪元気〜?』 相変わらず元気な事。 励ましてくれてる? 『直孝の居場所を教えて?』 おじいちゃんは悩んだ。 『おじいちゃんから聞いたって言うなよ? 確かテディーベアって名前だったよ』 おじいちゃんにありがとうと伝え切った。