気を使ってくれて嘘を並べられても嬉しくない。 本当の事を言って欲しいのに。 「どうして嘘付くの?」 直孝は嘘付かないって信じてた。 ねぇ?信じてたよ? でも、私の我慢が…。 我慢をしていた涙が一気に溢れ出た。 「どうして嘘付くの? 澪って女の人と一緒にいてホテル街に入って行って。 それで?結婚してない?子供いない? なんなの?その嘘?」 私は、爆発してしまった。 もう止まらない。 直孝…嘘だって言って。 私が1番って…愛してるって…。 お願いよ直孝…。