【続】最愛の人〜愛する貴方達へ〜(完)



気を使ってくれて嘘を並べられても嬉しくない。


本当の事を言って欲しいのに。


「どうして嘘付くの?」


直孝は嘘付かないって信じてた。


ねぇ?信じてたよ?


でも、私の我慢が…。


我慢をしていた涙が一気に溢れ出た。


「どうして嘘付くの?
澪って女の人と一緒にいてホテル街に入って行って。
それで?結婚してない?子供いない?
なんなの?その嘘?」


私は、爆発してしまった。


もう止まらない。


直孝…嘘だって言って。


私が1番って…愛してるって…。


お願いよ直孝…。