【続】最愛の人〜愛する貴方達へ〜(完)



たった一人の男の為に自分の体を傷付けている澪が馬鹿らしく感じる。


世の中、星の数ほど男はいるのに。


俺はいつだって輝愛しか無理だ。


毎日、脅すように腕の傷をみせて来る。


俺はそれに疲れただけでただ好きでもない女と付き合う様になった。


ただ俺は澪が俺の跡を付けて家を知ったのは予想外だった。


俺は、恐れていた。


輝愛に嫌われるのは当たり前。


だからばれたくなかった。


でも、ばれてたなんて俺が帰るまで知らなかったよ。


輝愛……ごめんな?