‐‐‐‐‐直孝Side‐‐‐‐
俺は、輝愛との約束を破ってしまった。
一生守ると誓ったのに俺は浮気をしてしまった。
阪谷澪。
偶然、会社が一緒で会社中で1番モテる。
澪が俺に惚れたって聞いて俺は断った。
何回も告白されて断り続けた。
「死ぬから」
澪が俺に言った“死ぬ”と言う言葉。
俺が嫌いな言葉。
世の中、死にたくなくても死んで行く人がいる。
死にたくて死ぬのはただの臆病なんだよ。
あいつの…輝愛の両親だって。
輝愛は、現実とちゃんと向き合ってるのに“死”と言う言葉が嫌いなのに
ただのちんけな奴らに簡単に言われたくねーんだよ。
次の日。
澪は腕に無数の傷の跡があった。
‐‐リストカット‐‐‐

