“飾りなんだ”って知らされなければ。
それからの私は不安と言う文字も消えて極普通の暮らしへと戻った。
この時は、私は油断してたのかも知れない。
いつも通り輝鰭藍達を起こし見送る。
もうすぐ三人目が産まれて来るから輝鰭藍達は毎日が楽しみだと言う。
赤ちゃんの名前は、
紫隆【シリュウ】。
初の男の子。
紫隆。
元気に産まれておいでね。
ママ頑張るから。
私は、買い物に行こうと家を出た。
この時、家を出なければよかったのに。
家を出ると玄関にケバい女がたっていた。
「あの家になにかご用ですか?」
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