危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

「え? 嘘、涼は部活やってないって……」


「部活には入ってねえけど、学校の後に仲間とやってんだよ。遊びだけどな」


え? 学校の後?


じゃあ、私が月水金の夕方に来るって言ったら怒ったのは、そのためだったんだ……


私はてっきりゲーセンとかに寄り道してるんだろうと思っていた。


「ごめんなさい!」


私は立ち上がると、涼に頭を下げた。


「何だよ、急に……」


「月水金よ」


「はあ?」


「私のせいでサッカー出来なくなっちゃったよね? 知らなかったの。本当にごめんなさい。勉強は今度から夜にしよう?」


「それはいいよ」


「どうして?」


「綾子の帰りが心配だし……」