芝生が生えた庭に、白い丸テーブルと椅子が2セット設置されていて、その1セットに章さん、涼、冴子の3人が座って談笑していた。
私はその中に入りたくなくて、父と部長さんがいる方へ行ったんだけど、二人は仕事の事なんかを話しながら火を起こしたりしていて、私が入り込める雰囲気ではなかった。
私は仕方なく、冴子達がいるテーブルへ近付いていった。
すると章さんが爽やかな笑顔で手招きしてくれた。
「どうしたの、綾子ちゃん?」
「私も何かお手伝いしようと思ったんですけど……」
「ああ、大人達が張り切ってるから、任せておけばいいんじゃない? 綾子ちゃんは主賓なんだし」
また“主賓”て言われた……
章さんに勧められて、私は冴子の隣に腰を降ろした。
その一瞬、冴子の冷たい視線を私は感じた。そして“お姉ちゃんの嘘つき”と言われた気がした。
私はその中に入りたくなくて、父と部長さんがいる方へ行ったんだけど、二人は仕事の事なんかを話しながら火を起こしたりしていて、私が入り込める雰囲気ではなかった。
私は仕方なく、冴子達がいるテーブルへ近付いていった。
すると章さんが爽やかな笑顔で手招きしてくれた。
「どうしたの、綾子ちゃん?」
「私も何かお手伝いしようと思ったんですけど……」
「ああ、大人達が張り切ってるから、任せておけばいいんじゃない? 綾子ちゃんは主賓なんだし」
また“主賓”て言われた……
章さんに勧められて、私は冴子の隣に腰を降ろした。
その一瞬、冴子の冷たい視線を私は感じた。そして“お姉ちゃんの嘘つき”と言われた気がした。



