それはなぜだろうと考えて、すぐにその理由に気が付いた。
目だ。涼君の目は涼しげで、ちっとも荒々しさがなく、イヤラシい感じもない。だから、酷い事はしないんじゃないかと思ったんだけど……
「黙ってるなら、やっちゃうよ」
「え? ちょっ、待っ……ん……」
唇を、塞がれてしまった。
「ん……、やめ……」
私は顔を動かして逃れようとしたけど、涼君に頭を押さえられてしまった。
そして無理矢理唇をこじ開けられ、ヌルッと舌を入れられたところで、私は渾身の力で涼君の肩を押しやった。
私を見下ろし、フッと笑った涼君が憎らしくて、
バシッ
私は涼君の頬を、思い切り引っ叩いていた。
目だ。涼君の目は涼しげで、ちっとも荒々しさがなく、イヤラシい感じもない。だから、酷い事はしないんじゃないかと思ったんだけど……
「黙ってるなら、やっちゃうよ」
「え? ちょっ、待っ……ん……」
唇を、塞がれてしまった。
「ん……、やめ……」
私は顔を動かして逃れようとしたけど、涼君に頭を押さえられてしまった。
そして無理矢理唇をこじ開けられ、ヌルッと舌を入れられたところで、私は渾身の力で涼君の肩を押しやった。
私を見下ろし、フッと笑った涼君が憎らしくて、
バシッ
私は涼君の頬を、思い切り引っ叩いていた。



