“男子校のプリンス”?
「何なの、それ?」
「やっぱり綾ちゃんは知らないんだ? 淡々と話してるから変だなと思った」
「だから、何なの?」
「来生章さんの事だよ。うちの学校の一番人気。よその学校でも人気があるらしいよ?」
「へえー、そうなんだあ……」
私を“綾子ちゃん”と呼んだ時の章さんの爽やかな笑顔を思い出し、確かに素敵な人だったなあと私は思った。
そう言えば、男の人から“綾子ちゃん”なんて呼ばれたのは初めてだ。
そう思ったら、恥ずかしさで顔がポーッと熱くなるのを感じた。
「あ、綾ちゃん、顔が赤くなったね」
「何なの、それ?」
「やっぱり綾ちゃんは知らないんだ? 淡々と話してるから変だなと思った」
「だから、何なの?」
「来生章さんの事だよ。うちの学校の一番人気。よその学校でも人気があるらしいよ?」
「へえー、そうなんだあ……」
私を“綾子ちゃん”と呼んだ時の章さんの爽やかな笑顔を思い出し、確かに素敵な人だったなあと私は思った。
そう言えば、男の人から“綾子ちゃん”なんて呼ばれたのは初めてだ。
そう思ったら、恥ずかしさで顔がポーッと熱くなるのを感じた。
「あ、綾ちゃん、顔が赤くなったね」