危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

『アヤッペのお父さん、お母さん。あ、妹さんも見てるかな?』


「「「あ、はい!」」」


三人はびっくりしたみたいで、声を揃えてテレビの涼に返事をした。そして、


『そういう事なので、よろしくお願いします』


と、涼がテレビの中で頭を下げると、


「「「はい、こちらこそ!」」」


やはり声を揃え、テレビに向かってお辞儀をしていた。

そんなみんなに、私は涙を溢れさせながらもクスッと笑ってしまった。



番組はスタッフがざわめく中、終了し、いつのまにか立ち上がっていた私達家族は、放心しながらソファーに腰を降ろした。


「何だったの、今の? うちのテレビって、カメラ付いてるわけ? チョー恥ずかしいんですけど……」

と言ったのは冴子だ。


「私も……」


「でもお姉ちゃん、よかったね? おめでとう」


「うん、ありがとう……」