危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

涼……!?


『“家庭教師”って、何かの比喩ですか? 専属のトレーナーとか?』


『ふっ。違いますよ。まぎれもない、俺のカテキョです。頭が良くて、年上で、しっかりしてて、がんばり屋で……でも、意地っぱりで、淋しがり屋で、泣き虫で、俺が側にいて、守ってやらなきゃいけない女性です』


『おっと、恋人って事ですね!?』


『公共の電波を借りていいですか?』


『え? あ、ああ、いいですよ。カメラさん、寄って寄って』


テレビの画面いっぱいに、涼の顔が映し出された。それはさっきまでの無表情ではなく、私にしか見せない、優しく微笑んだ顔。


今、テレビを見ている全女性の心臓を心配しちゃうぐらいに、素敵すぎる涼の、笑顔。