危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

「そうね。少なくても籍は入れてもらって、問題は彼が外国に行っちゃうって事よね……」

と言ったのは母。正に問題の核心をついていた。

「私は……」

「行くでしょ? お姉ちゃんも。愛してるなら、何もかも捨てて、愛する人に着いて行くよね?」


冴子は、まるで私の考えが分かったかのように被せてきた。そして、説得するような言い方をした。


「私……赤ちゃんは一人で産もうと思ってる」

私が意を決して言うと、

「え?」

と母は驚き、


「何だと?」

と父は怒り、


「やっぱりね、シングルマザーか……」

冴子だけは冷静だった。


「そ、それは許さん。結婚だけは絶対にしなさい。その上で、この家で子供を産めばいい」


「あんま変わらないんじゃない?」


「何を言う? 全然違うだろうが……」

父と冴子が言い争っていると、


「私も一緒に行くわよ?」


突然、母がそう言った。