危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

純ちゃんと並んで歩く駅までの道のり。


木枯らしが吹き、露出した首や脚がちょっと冷たく感じる今日この頃。


「涼君と出会ってどのくらいだっけ?」


「ん……5ヶ月過ぎた」


「そうか……、じゃあ、いい頃かもね?」


「何が?」


「その“ナニ”よ」


「何が何よ? 意味分かんないよ」


「ずばり、エッチよ」


「ああ、えっちね? って……、エッチィ〜!?」


「綾ちゃん、声、大きい!」


「ごめん。でも純ちゃんが急に変な事言うから……」


「急じゃないよ。さっきの涼君のメールは、そういう事だよ?」


「へ? う、嘘……」


私は思わず立ち止まってしまった。