危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

「ほお、どんな事だ?」


「うん……」


私が来生さん、つまり涼のご両親に話す内容とは、正に私が決意した事だった。

それを今、父と母に話す事にした。


「私、涼君の家庭教師を辞めさせてもらおうと思うの」


「何だって!?」


と父が反応し、続いて、

「どうして?」

と母が怪訝な顔をした。


冴子は言葉は発しないものの、目を丸くして私を見た。


「涼君に家庭教師は必要ないから……」


「何を言ってるんだ? 綾子が家庭教師をするようになってから、彼は見る見る成績を上げて行ったんじゃないか……。つまり綾子のおかげだろ? それなのに辞めたら、また成績が落ちるんじゃないか?」