危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

「私が……なに?」


ああ、ドキドキする……

期待しちゃいけないと思いながらも、もしかすると、涼も私を……なんて。


「綾子が泣くとさ、抱きしめて、キスしたくなるんだ」


涼ははにかんだ感じで、小さな声でそう言った。

そう言えば、最初を除けば、キスされたのは私が泣いてる時だったなあ。

それって……


「どういう事?」


「それは、その……」


私は胸のドキドキが更に激しくなり、期待と緊張で口がカラカラに乾き、ゴクリと唾を飲み込んだ。

正に固唾を飲んで涼の言葉を待っていたら、

「条件反射、かな」


そう言って、涼は照れたように頭をポリポリと掻いた。


反射?


それはつまり、何も考えてないって事?