危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

それにしても、真剣な目で私を見る涼が、愛しくて堪らない。


可愛くて、格好よくて、素敵……なんて、見惚れてる場合じゃないのにね?


私はゴクッと唾を飲み込み、思い切って聞いてみた。


「昨日と一昨日は楽しかったの?」

と、遠回しに。


「え? そりゃあ楽しかったけど、何で知ってんの?」


「冴子から聞いたから……」


「ああ、そういう事か」


やっぱり本当だったんだ……

もしかすると冴子が嘘をついたのかもしれない。そう期待した私の思いは、脆くも崩れ落ちた。


「どうしたんだよ?」


下を向いてしまった私に涼が声を掛けた。


私は動揺した顔を涼に見られたくなくて、顔を上げる事が出来なかった。