危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜

「ち、違うよ。あれはそんなんじゃないってば……」


私は金曜の帰りに章さんに駅まで送ってもらい、別れ際に「付き合ってあげてもいいよ?」と言われた事も純ちゃんに話していた。


だからその事を言ってるんだと思うけど、あれはどう考えたって告白なんかじゃない。


私はあの時、章さんの言い方にものすごく腹が立ち、ニヤッと笑ったイヤラシイ顔を見て、章さんを嫌いになったんだ。


だから私は返事もせず、手を振りほどいてさっさと帰ったんだよね。


「言い方は“何様?”って感じで最悪だけどさ、なんせ相手はプリンスなんだし、そこは大目に見てもいいんじゃない?」