桜の季節
私澤田莉奈は高校生になった。

「やっぱりA高の制服かわいー!」

鏡の前に立っているのは、真新しい制服に袖を通した自分の姿。


まだしっくりこない制服姿を何度も鏡でチェックした。


「莉奈ー早くしないと遅刻するわよー!」

お母さんの馬鹿デカイ声を少しうるさく思いながらもう一度鏡を見て家を出た。




A高に入学してまだ一週間しかたってない。

私人見知りだから友達出来るのかな?


少し不安になりながら学校へ向かった。