ウェイターが来てその席に案内された

4年振りの再会だった…


「拓ちゃん、お久しぶり!

恭二君も康平君も…

大きくなって見違えたわ~」


黎子はここ数年の彼らの活躍を見て

誇らしい気持ちで讃えた


「ご無沙汰してます、黎子さん!

今日はわざわざ来てくれて

有難うございました!」


4人は食事を取りながら近況を報告しあい

あとは昔話に花を咲かせた


「気にせんでいいよ!

今日はお姉さんの奢りやから~」


黎子が会計を済ませ一同が礼を言う


恭二が本題にふれた


「黎子さん、こんな拓にカウンセリング

してやって下さい!

俺らここで失礼しますから…」


「ちょっと待てよ!」

止める拓に二人は


「俺らこれからデートやから~

いつまでもお前に付き合ってられへんって!」


そう言ってさっさと帰ってしまった


康平と恭二はこれで黎子が何とか

してくれると思いその場を離れた