参列者達は、そのまま帰れるわけもなく別室に集められていた。 皆、ヒソヒソと話しをしたり、具合が悪くなってイスに横になっていたり 様々だった。 私は、アイスピックを女子トイレのタンクの中に隠し、そのまま去ってしまえばいいもののまだ参列者達に紛れていた。 私は何もしていない。 アイスピックだってたとえ見付かってアシがついてもたいした罪には問われないだろう。