(長編)初めての恋~永遠に~

透と麗は、中学の学祭や友人達の思い出話しを、笑いながらしばらくしていた。


音楽を聞いたりしながら、40分ほど走ったところで


「麗、初めて…しようか」


「ん?初めて…」


目の前に、砂浜が広がり、海に出た。


「麗とは、中学の頃全てが初めてだったよな…今日の初めては、海に来た事」


雨はいつの間にか止んでいた。


でも、また降り出してそうな雲。


外に出るのは、あきらめた。


窓をあけると、波の音が心地良かった。