まぁ、少ししたら落ち着いたらな

「忘れるの…」

眼が暁の色をし、忘却の魔術をか
けようとしたが

「新生のバンパイアか、しかも、
誰の血脈でもないな」

「え、なんで、」

女は慌てていたが、

「数百年と、たかだか数年の違い
だからな、ふっ、」

今度は驚いて、

「数百年!? 私、一週間位前だよ


あ、そういえば自己紹介ね、

私、港恵吏[ミナトエリ]、貴方は?」

女、エリは嬉そうに色々言って、

「私さ、両親が死んだんだよ、昔

でね、祖父母に育てられたんだ、

で、一週間前に二人ともね、

でさ、葬式の日、私の両親が来て

弟と妹がいてさ、今は幸せらしい
けど、私とは暮らさないんだって

お金だけは払うらしいけどさ、

それからだよ、本当にさ」

身の上話を続けた