「そんなに警戒しなくとも、私は危害を加えたりしないから安心しなさいな」
魔女は作り笑いを浮かべる
危害を加えないなんて嘘だ
私はこの後を知っている
止めなきゃ
止めなきゃ
物語の結末は変えられなくとも、過程は変えられるというなら
これだけは守らないと
「だ、め「さぁさぁ美しいお嬢ちゃん、願いは何かね?」
魔女は若菜のか細い声を躊躇なく遮った
「私の願いは、」
「願いは?」
「カレン…」
「やめさない、カレン」
カレンにはもはや若菜とミランの声は一切届いていないようだった
「人間になりたい」
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