トリップ少女

若菜が言いつけられた仕事をすべて終えて自分の寝室に戻った時には日付が変わっていた



「お帰り―ってまぁひどい顔」


ミランなんか完璧なネグリジェを着ている



「ミラン、それどうしたの?」


「あぁこれ?奥さまにいただいたのよ。総シルクですって。すべすべー☆」



若菜は開いた口がふさがらない


なんたって、いつのまに、こんな、




「まぁツッコミたくなるのもわかるけど、本題は達成できたわけ?」



「ううん、シンデレラのままで良いんだって」



「はぁ?」



「意味わかんないよね」




若菜は一瞬感じた違和感と、なんとも言えない空気感を今更ながら思いだした




「まぁ本人がいいっていうならいいんじゃないかしら」



「そういうもん?」



「そういうもんよ。さあ、お忘れかもしれないけどもうトリップギリギリだから。一度現実に帰ってぐっすり寝なさい」



「うわ、ほんとだ!!!!戻らないと。お休みミラン」


「おやすみ若菜」