トリップ少女


若菜とミランは今までにない速さで泳いで、あっという間に地上に出た



地上は早朝のようだ



まだ肌寒いが、澄んだ光が水面を輝かせた



二人はカレンを抱え、近くの海岸にカレンを寝かせた




「カレン、息してる…?」



若菜は恐る恐る尋ねた



「大丈夫よ」



ミランは緊張がようやく少しほどけたようだ




ほっと一息つくもつかの間、どこからともなく話し声が聞こえてきた




「…は……で、…よ」

「そ…な……か…」






「ミラン!大変誰か来る!!!」


「大変!とりあえず隠れましょう」



若菜とミランはいそいそと近くにあった大きな岩陰に隠れた