「あたしだって、走りたい。でもっ!!」 「もうわかったよ!!」 二人の泣き声だけが響く。 「もう・・・・わかってるから・・・言わなくていいよ・・・」 「ごめんっ・・・・っ一人に・・・・してくれない・・・?」 加奈はうなずくと病室を出て行った。 「なんでっ・・・・・・」 「あああああああああああああっ!!!!」 あたしが崩れた瞬間だった。