ねぇ、こっち向いて?





うぅー。
嘘泣きのはずが……。



「どうした?」



泣きそうなんです、まーくんのせいで!

なんて言えないから、あたしはまーくんの胸に自分の顔を押し付けた。




「美世、ん?」


結局優しいまーくん。

低いけど優しいまーくんの声。

あたしの頭を撫でてくれる優しいまーくんの手。





あたしは
まーくんが大好きだよ。


けど、忘れるなんて!

むっかぁー!





7月7日は土曜日だから、夜遅くまでパーティーだぁ♪
なんて喜んでたあたしの気持ちを返してよっ!



ばかまーくん。